御年80越えの母が
足の親指の爪が氏んでるねん。といって見せてくれた。
爪はまっくろになっていて確かに氏んでるなと
靴が合わないとのこと。
これは良く観察されることで、
少々窮屈でももったいないから履いてるなどである。
無意識に我慢が効いてしまう部分である足はものすごく繊細で(足に関わらずですが)
少しの傾きなどが身体のいろいろな部位に負担をかけている。
たとえば、片足だけすり減った靴を履き続けていると傾きに対して、
膝、腰、背骨、鎖骨、首などが互いに傾きを補正しようとする
足の傾きに対して各部位が水平性を保とうとするわけで、小さな影響を
身体のあらゆる部分を使ってまかなうことになる。
これを痛感した経験がある。
怪我した際に痛みがある右足をついて
無理やり歩いていたところ、
膝、腰、背骨などのバランスをものすごく崩した。
ものすごい負担がかかるのだなと、体感した。
怪我をした足の知覚として
コンクリートの平らな部分は痛みはあるがまだ歩ける。
少しでも斜めの部分に足をつくと激痛が走る、ほんの少しの傾斜でも、である。
各部位がサスペンションのように動いて水平性を保っているということを
怪我をすることで痛みとして敏感になり感じることができた。(靴の中に小さな小石が入っただけでもものすごく気になる。足裏はそれだけ敏感に知覚している)
このシステムは人間のすごいところではあるが(多少のことでは調整してくれる)
放っておくとバランスが崩れたままになってしまい固定化する。
若いうちは筋力、骨の密度もあるのでなんてことないが、
年を取ると弱ってきた部分に影響が出るようにおもう。
少々栄えた近所に、良さような靴屋があるな、
と思いだしたので連れていくことにした。
"asics WALKING"へ
だいぶ前にチェックした店舗は少し位置が変わっていたが、まだ存在していた。ありがたし。
アシックスウォーキングでは
3次元足形計測により足を立体的に計測してくれる。
客は私たちだけなので
あれっ、大丈夫かなとおもったが
しっかりと対応してくれた。
A;足長 B;足囲 C;かかと幅 D;足高 E;アーチ高 F;かかとの傾斜角度 G;第1趾側角度
足の寸法 かかとの傾斜角度 などが数値として出力される。
足の甲は低く、土踏まずもかなり低い。
昔は高かったとの本人談。
歳を重ねて骨と筋力が落ちて足の形が変わったのではないかと推測。
親指が痛いので靴ひもを緩めていたのと、
甲が低くなったことにより足が靴の中でズレて親指にかなりの体重の負担がかかっていたのではとのこと。
既成の靴の中から気に入ったデザインを選び
データに即したサイズを専門家にチョイスしてもらう。
歩きやすい
と本人談。
土踏まずが低くなっていてかかとも内側へ傾斜していたので
データを見て土踏まずのアーチと、足の水平性を保ちたいと思ったのでセミオーダーの中敷きをお願いした。
身体の水平性を保つのに
足元から考えてみてはいかがだろうか。
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